HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

プラチナ社会

ご講演のタイトルを見て一瞬、映画の話かと思った。

というのは冗談で、まじめに小宮山宏先生のご講演に触れた。

プラチナ社会
世界は、21世紀の持続可能な社会モデルを模索しています。今、関心の高いのは地球環境問題です。しかし、もう10年もすると、世界中で高齢化が進行し、超高齢社会の関心が高まるでしょう。高齢化が、人類の末路となるのか、進化となるのか、これからの数十年でその結論が出るわけです。「地球環境問題を解決した元気な超高齢社会」が21世紀の世界が必要としている社会モデルです。 環境問題や高齢社会というと、どうしても後ろ向きのイメージがあります。まず、それを払拭することが必要です。そこで、これら2つの課題を高いレベルで解決した社会を「プラチナ社会」と命名することを提案したいと思います。高齢というと一般にはシルバーという言葉が使われます。燻し銀と言うのも悪くはありませんが、燻しは錆び(酸化)ですから、活力あるいうイメージが出ません。また、シルバーは貴金属としてはゴールドより下です。プラチナであれば、金よりも高価ですが、品格を感じさせ、輝きの失せない元気なイメージが出ると思います。20世紀の経済大国の日本を「黄金の国JAPAN」に対比し、21世紀の日本を「プラチナの国NIPPON」と呼ぶのはどうでしょうか。

プラチナ構想 | プラチナ社会研究会

小宮山先生のお話しは切れる、切れる。世の人々が難問だと思っている課題が、先生にかかるとごく簡単に解けそうになる。小宮山先生のプラチナ社会構想にこそ、ライフシフトの解答があることを感じた。高齢化社会においても人々の若々しさ、クリエイティビティ、生産性を維持、革新し続けるためには、テクノロジーが大事だと。いまの日本のテクノロジーを用いれば、まさにライフ・シフトがおこる世界において、プラチナ社会を到来させうると。

つまりは、日本はポテンシャルの塊なのだと。しかし、認可、法律が追いついて来ていない。社会体制としても、年寄りが牛耳っている。権限を与えると年寄りはいばるだけで仕事をしない。日本で使える力は女性、学生、覚醒したシニアだと。

まずは、ご著書を読んでみようと。

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