本来、「三浦瑠璃氏の『日本に絶望している人のための政治入門』を読み始める」とタイトルすべきだが、あえて短いタイトルにした。
- 作者: 三浦瑠麗
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2015/02/20
- メディア: 新書
- この商品を含むブログ (11件) を見る
言うまでもなく、作者は「山猫日記」の中の人だ。
と、ここまで書いてから、山猫日記がはてな界隈だと気づく。
本タイトルの理由でもあるが、山猫日記はブログという形式で読むには長い、しつこい、くどい。しかし、ブログエントリーを基本とするはずの本書は、大幅に加筆訂正されたせいもあるのか、実に読みやすい。新書という形と三浦氏の書きぶりは実にマッチしていると言える。
最初数章を読むだけで、日本のリベラルも、保守も、いかにどん詰まりにいるかがよくわかる。急所をうまく責めている。そりゃあ、ここのところ、はてさ派から攻撃されるはずだ。旧来の保守に三浦氏は一つも肩入れいていないのに、リベラル=(右派から見た時の)左派から三浦氏が攻撃を受けるのは不当だと言える。
この先を読むのが楽しみだ。女性防衛大臣、民間からの大臣あるいは補佐官採用には三浦氏を候補に加えるべきだと私は思う。