先日の東欧視察で歴史的街区の石畳が素晴らしいなと実感した。そもそもあれらの街角が、アスファルト舗装なら雰囲気は全くぶち壊しになっていただろう。
アレックス・カーに語らせるまでもなく、国土をコンクリートとアスファルトで塗り固め、京都に代表される日本の伝統家屋、建築を破壊し尽くす日本人は、テクノロジーも美意識もないと。

- 作者: アレックス・カー
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2002/04/25
- メディア: 単行本
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石畳もそうで、いわくメンテナンスが大変、いわく自動車の燃費が、いわくハイヒールのかかとが傷つく、いわく誰かが怪我したら、などなど否定論しか出てこない。工事現場をいくつか見かけたが、再生できるように石畳をひっくり返し、現代的生活に必要なインフラを埋め込んでいたように見えた。写真を撮り損ねたのが残念。アスファルトでは、その場で再生とはいかない。インフラ整備の工事のために剝ぎとったアスファルトは、再生工場に運び莫大なエネルギーをかけて再利用する。
市内のすべての道路を石畳なしろとは言わないが、ポイント、ポイントで活用するのは有効。鳥取の鹿野町など実にセンスのよい石畳づかいをしていた。
また鹿野の昔の写真を探して掲載したい。