不動産関係の会社の社長さんと話しをした。都内周辺部ですらまだ土地の値段があがっていると。私は以前からマンションの坪あたり単価を土地の値段の指標だと捉えている。なぜなら、容積率100%当たりの土地単価と坪当たり建築費の合計に経費を加えた金額がマンションの売値になるから。このマンションの坪単価が賃料からの利回り逆算の単価を大幅に上回った時、もっと言えば通常のマンション単価から逆される土地単価を土地の売買価格が大幅に上回った時、それはバブルだと言える。将来土地が大幅に値上がりすることを売り手も、買い手も期待しているということだから。
もし「欧米、下手をするとアジアの主要都市のランチは20ドル以上があたりまえ」という話しを聞いていなければ、現在の状況は完全バブルだと断言していただろう。
バイトの時給が1500円も時勢を超えていると判断しただろう。
だが、友人達から「東京は格安都市」だと断言された後では、こうした土地やバイト時給の上昇は世界の主要都市の「当たり前」に近づくステップにすぎない。土地も、バイト代も、ランチも、医療も安ければ、世界の富裕層は東京に投資する。高い利回りを期待できる。「水は低きにながら、お金は利回りの高きに流れる」。
ニューヨーク、上海、ロンドンあたりと土地のベンチマークを比較してみたい。
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