HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

仁徳天皇の太后

古事記を読んでいる。反乱だの、統治の話しの合間に太后の嫉妬に苦しんだ仁徳天皇が出てくるから楽しい。

現代語訳 古事記 (河出文庫)

現代語訳 古事記 (河出文庫)

古事記に「甚多く嫉妬みたまひき」という記述が見られるように、妬み深い人物として知られる。その様から他の妾が宮殿に会いに行けず、仁徳天皇は宮殿を離れた時か、彼女が宮殿から出かけた時に迎えいれるしかなかったという。ただ、裏を返せばそれだけ仁徳天皇が多情であったということであろう。

磐之媛命 - Wikipedia

仁徳天皇といえば世界最大の墳墓で知られる。また83歳まで治世を守られた方。そんな偉大な天皇が妻の嫉妬に苦しんだという話しが千年数百年を超えていまにも伝わっているという事実に日本らしさを感じる。

もっとも、太后については諸説あるようではある。