HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

マクドナルドに行ってアボガド・マフィンを食べてきた

山本一郎氏のマクドナルドの分析があまりに面白くなったので、現場主義を標榜する私はちゃんと食べに行って来た。

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アボカドマフィン | キャンペーン | McDonald's

対応してくれたバイト始めたばかりの「クルー」の方は前のご夫妻が何度も聞きなおして、訂正するほどオーダーからして手間取っていた。そのまた前のお客さんは、たぶん5分以上待たされてから番号のついた札を渡されてまだ時間がかかるので、すわってまっていてくださいという旨の説明を受けていた。

それでも、カフェはおいしいし、アボガド・マフィンは健康によさそうな感じがした。

思うに、マクドナルドの苦戦は、コンビニ飯に負けていることに尽きるのではないだろうか?「ファストフード="fast food"」という言葉通り、ほんの7、8年前まで昼食を一番早くあげようと思えば、マクドナルドのドライブスルーが一番だった。いまは、街のコンビニから、沿道沿い/ロードサイドのコンビニに変わり駐車場も大きくなり、飲み物とサンドイッチ、おにぎりを選んで買うのが、遥かにコンビニの方が早くなってしまった。まして、チキンは店頭であげるミニミニ業務用キッチンなどが導入されてあつあつ総菜が買えるようになり、マクドナルドの店頭で調理してそのまま渡す、というサービスの優位性が失われてしまった。一番の問題は、コンビニでは入ってから出るまでの時間が「見える化」されているのに、マクドナルドでは見えない。

きちんと調べていないが、ドトール、ヴェローチェ、サンマルクなど、店頭にパンや、クロワッサン(ああ、なんて総称するんだっけ?)が置いてあるカフェの苦戦は伝えられていない。時間が読めるからお客が逃げていないからである。

にしても、アボガド・マフィンなど新製品の開発力や、後追いで遅すぎるにしてもマックカフェの商品はすばらしいと思う。いっそレジとメニューを分けて、「店頭作りたてサービス」メニューと、「作り置きですぐに出せます」メニューをわけたらどうだろうか?これなら、時間が読める。最初から時間が掛かると分かっていれば、札をもらってゆっくりテーブルでまっていればいい。すでにカフェのカウンターは分けた店舗を出しているので、カフェカウンターで「作り置きですぐに出せます」メニューを提供すればいいだけ。セルフサービス的にパンやクロワッサン(菓子パンじゃなくて、なんていうんだっけ?)をカウンターの内におけばいい。製品も、どこか中堅の製パン工場をさがせば提供してくれるであろう。

どうでしょうか、カサノバ社長さま?