HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

テンフィンガー

先日のゴルフは密かに期するところがあった。何度もまわっている割とやさしいコース、よく知っているお仲間、そして、天気も上々。まして、キャディーにレッスンプロの方がついてくれたというこれ以上ないくらいの状況。これだけ練習をし、レッスンも受けて、毎朝パッとの練習もし、今度こそは目標の点数に近づけるのではないかと期待していた。だが、逆にいつもより点数が悪かった。

やっぱり、センスの差があるなぁと実感したのは、最初のホールでドライバーはチョロをして、二番目のショートコースで3回もOBを出した初心者同行者が、同行のプロのちょっとした指導のおかげで後半は私より点数がよかった。プロいわく、「いまはクラブの性能が大変よくなっているので、左手をまっすぐにとか、腰を回せとか、もう古いレッスンになってるんですよね。とりあえずは、手打ちでもいいんで」と。その言葉を素直に活かせる彼がすごいといえばすごいのだが、改めて自分のセンスのなさを実感させられた始末。とほほ。

で、さっそく練習に行った。キーワードは「テンフィンガー」。レッスンプロ曰く、「グリップが大事です。日本人は手が小さいんだから、インターロッキングじゃなきゃだめなんてことはない。手が重ならないテンフィンガーグリップでいいんです」と言われた。ちょうどコンビニで見つけたレッスン書に書いてあったことにも重なる。

ちなみに、プレーの反省としてドライバーのスライスがコントロールできなかったことがある。最初のドライバーショットで、林の中にいれてしまうとリカバリーショットでも反対のラフに入れてしまうなど、補完がきかないほどわるくなっていった。悪くなってくると、コントロールショットしようとしても曲がる。下手をすると5番ウッドでティーショットしても曲がる。メンタルの弱さもでてしまったのだろう。ドックレック池越えのコースで3オンするとか、ショートでワンオンするとか、そこそこよくなる兆しが見えているのに、スコアが悪いというのは本当に落ち込む。

さすがに、プレー中にグリップを変えるのは憚られたので練習場でおそるおそるやってみた。いや、ぜんぜん違う!ドライバーをマン振りしても(割と)曲がらない。少なくとも即OBというわけではない。本当にグリップを変えだだけなのにこんなに打球が変わるんだと至極驚愕!

なんだゴルフのポイントってこんなことだったのか!という蒙を開かれた感のあった練習だった。まあ、練習場と本番は全く違うんだけどね。