恒例の日中交流が今年再開した。非常に微妙なのでここで書くことすら躊躇するのだが、田中角栄による日中国交正常化以来40年に渡って続いて来た交流事業が尖閣諸島問題のため昨年は中断された。そして、今年ひそやかに再開された。政治的意図など私には分からないが、毎年参加して来た者としては大変喜ばしい。
実際の交流としては、日本式経営など中国企業はすでに研究しつくしている感じがした。日本流の手厚い研修制度も、入社を4月の新卒でそろえる慣習がないこと以外は施設まで作って幹部教育をしていると聞いた。
中国の健康保険と病院の話しは耳新しい話しであった。
中国の制度は、給付が健康保険の認める病院のみでの診療に制限されていることがあり、また、自分の支払った保険料と雇用主が支払った保険料の合計額とが保険金額(支払限度額)となる。
No.26世界医療文化比較〜中国の健康保険制度〜/FamiMail連載