普通でも月曜日は忙しい。今日は盆休み明けの月曜日だったのでいつもに輪を掛けて忙しかった。
今日、微妙にショックだったのはいつもいっている「たんたんと行動することだけが成長につながる」という言葉を「お前らもっと働け」とまわりの人間に受け止められていると告げられたこと。一応、まがりなりにも認知心理学で視覚の特性を神経生理学よりのテーマで卒論を書いた人間として、習慣を作る以外に成長はないのだという意味で純粋に言っていたつもりだった。脳の神経で情報の伝わるスピードはあまりに遅い。原理的には視神経から大脳皮質に到達して、判断して、手足を動かすのではボールも打てないくらい遅い。なので、人間の意思が働いて身体を動かすのではなく、身体が先に動き始めて「私」という意思は後づけで形成されるに過ぎないのだと。
とすれば、習慣を変えるしか自分を変える手段はない。頭よりも先に身体が動くところまで自分を成長させていくしかない。まあ、得てして悪い習慣の方が身につきやすいという罠はあるのだが。ま、それにしても真剣に会社の人間ひとりひとりが成長するしか、会社の成長はないし、会社の成長がなければ社員の物心両面の幸せの実現はない。このジレンマを解決するには、ただただあるべき行動をたんたんとしていくしかないという結論になる。
言葉は伝わらない。まして、忙しい、忙しいとこぼしている人間の気ぜわしげな言葉は伝わらないということだろう。