HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

安倍首相の三本目の矢はダーツの矢

内外情勢判断会で生で安倍晋三首相を見て、話しを聞いてきた人が言ってた。

「正直、所信表明演説に毛が生えた程度の感じでした。株価も下がるわけです。三本目の成長戦略は、どれがあたるかわからない、ダーツの矢と一緒だ。ただ、できるだけ太く、たくさん、当たるまで投げ続けるつもりだとおっしゃっていました。」

「ダーツの矢」は首相の態度として、案外正しいのではないだろうか。安倍首相は聞く耳をもった人、まわりのブレーンに恵まれた人だという印象がある。さまざまな羽のついたダーツの矢を放ってくれそうな期待がある。成長戦略はなにがあたるかわからない。誰か分かる人いる?数が大事。

にしても、成長戦略が目指すべきは人の成長だろうと。クルーグマンを読んでいても、経済成長なんて若者の職業訓練のためにあるくらいの調子だ。「国民の成長なくして、国の成長なし」だ。

逆に言えば、首相の成長戦略任せで自分達の成長と経済成長をなしとげようというフリーライダー国民では幸せになれない。自分達がなんとしても成長するのだ、国をひっぱるのだ、みんなの幸せを成し遂げるのだという気概が大切。