帰り道に、ほんのちょっとのつもりで寄ったハルくんのバーで観てしまった。
- 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
- 発売日: 2010/06/25
- メディア: DVD
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自分の奥さんに当て書きするなんて、まして、それを映画化してしまうなんてずるい。
- 作者: 辻仁成
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2002/07
- メディア: 文庫
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辻仁成と中山美穂が夫婦だなんて反則すぎる。まして、こんなに切ないストーリーを二人して映画化してしまうなんて、ずるい。ずるすぎる。
「困っている。女に会う度に、もっともっと会いたいと思ってしまう。」
心から愛した女が死んだ。狂おしく泣いた。彼女の誕生日の度、彼女が残したものにふれるたびに、切ない思いをしてきた。「サヨナライツカ」を観て、死んでしまった女を思い出した。たまらなく切なくなった。
女の想いの方が、男が女を想うより深いという。だが、女が死んでしまっても男はまだ生きている。そう、光源氏の頃からだ。男はいなくなってしまった女を想いながら、残りの生涯を空しく生きることしかできないのだろう。女の想いの深さに改めてナミダした。
彼女とはいくつかの小説を一緒に読んで感想を話した。辻仁成と江國香織の「冷静と情熱のあいだ」のそうした小説のうちの一冊だ。ああ、僕らは合本で読んだから。
- 作者: 江國香織
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2001/09
- メディア: 文庫
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