HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

老いと病いと男と女

身近に病気と老いを見た。男はやっぱり生活力がない。年をとればとるほど、一人で生活できないことがよくわかる。女が側にいないところっと逝ってしまうだろうなというケースをいくつか見た。

老いに病が重なると、まして男は打つ手がない。そもそも、自分が病気なのかどうかも男ひとりだとわからないらしい。女の直感というのは、すごい。側にいるだけで、パートナーの男の健康状態が分かるらしい。

男の女のほんとうの関係は七十五をすぎてからだという話しを聞いた。ほんとうにお互いを便りに生きていく姿というのは、年をとって病と健康の境をさまよいながらも、手を取り合って生きていく男女の姿なのかもしれない。