懐かしく読んだ。
- 作者: ポーリーヌ・レアージュ,高遠弘美
- 出版社/メーカー: 学習研究社
- 発売日: 2009/07
- メディア: 単行本
- クリック: 44回
- この商品を含むブログ (10件) を見る
今回興味をもったのは、「恋する娘」と呼ばれるポリーヌ・レアージュ自身によるこの小説の成立の顛末。
彼女の恋人であり、雇い主であるジャン・ポーランは、女性は性愛文学を書くことができないと述べた。彼が間違っているということを証明するために、デクロは1954年6月に出版された、性描写の非常にどぎついサド・マゾヒズムの小説をポーリーヌ・レアージュの偽名で書いた。『O嬢の物語 (Histoire d'O)』というタイトルのその小説は、ポーランの誤りを証明し、莫大な(論争の的にはなったが)商業的成功を収めた。本は、著者の身元に関して多くの推測を引き起こした。ドミニク・オーリー(デクロ)に代表されるような控え目で、知的で、淑女と呼んでいい人物は言うに及ばず、多くの人々はそれが女性であることを疑った。
ドミニク・オーリー - Wikipedia
ちょうどこういう筋の映画があったような気がするのだが、思い出せない。
それから、この小説を日本の女流漫画家がコミック化したと聞いたのだが、これも調べても出て来ない。