HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

骨壺におさまればみなおなじ

葬儀に参列してきた。亡くなる当日まで連絡をとりあっていた。そこで話し、意思をしめし、悲しみ、苦しんでいる姿を感じていた。それが死んだとたんに口もきかくなくなり、焼かれてしまった。骨を拾うときに、ああ、ほんとうに人間は死んでしまったらなにも残らないなと感じた。

帰りの車の中で、子どもたちと教育にお金をかけることの意味を話した。「君たちに僕がお金をかけるのは、将来返してほしいからじゃないよ。将来、まだ君たちの子どもに同じこと、それ以上のことをしてくれればそれが恩返しだから。」

人は死んでしまえば、焼かれて骨壺に詰められるだけだが、人と人との縁は死んでも残る。どういう縁を残して死ぬのか?死ぬときに後悔しないで目一杯生き抜きたい。