HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

「Akihabara of The Dead」

まだ、High School of The Deadのオープニング曲が耳にこだましている。

今日は秋葉原に行った。こんなに変わっているとは知らなかった。

この辺はまだ予想の範囲内だった。もっともお店に入るほど時間がなくて実際にはもみもみしてもらえなかったが。

鉄オタのお仲間にはここが受けていたなぁ。

写真を取り損ねたが、駅前のこの店もまだ想定の範囲内だった。

欧風ギルドレストラン ザ・グランヴァニア

予想を大きくうわまわったのが、この店。

[DS] アニソンで世界制覇!アイドルが宇宙を救う!秋葉原ディアステージ

確かに80倍もの競争をくぐりぬけ、数々のステージをこなしてきた彼女たちは十二分にエンターテイナーだった。スターを目指したいという気持ちもよく伝わった。なによりもそこらのレストランよりもまじめな意味でホスピタリティーあふれる接客には感動すら覚えた。

だが、まだ40も十分にすぎたこの私の世界観を変えてしまうほどではなかった。

なにがすごかったって、オーディエンスな方々が...。すごい。

ステージの彼女たちが歌いだすとからだをゆらし、声をそろえて腕を突き出し、ハイッ!、ハイッ!、ハイッ!、ハイッ!と踊る様。私にはまったくどこでジャンプしていいのか、キーすらわからないのに一糸乱れずに飛び上がるタイミング。歌いだしのところで、早口でききとれない言葉をそろって歌う声の音量。なにもかもが異次元にまよいこんでしまったのではないかと思うほどディープだった。

最後のHigh School of The Deadの時のオーディエンスな方々の身のこなしの軽さと言ったら、体操選手を上回っていた。

失礼だが、その姿はまるで...。いや、やめておこう。


確かに、刺激は受けた。地元のバスや飛行機をイタ車ならぬ、イタバス、イタ飛行機にしてしまおうとか、ディアガールズな方々に鷲宮神社ならぬお寺で歌ってもらおうとか、ビラを配っているお姉さんたちをバスに載せて某空港で配ってもらおうとか、えらくアイデアだけはいっぱい出た。

ま、地元と秋葉原をあえて比較すれば、宗教というか、人のなにものかを信じたい、人と共感したいという切なる想いかなとは思った。どれだけメイド服やコスチュームに身を固めても女は女にすぎないとオーディエンスな方々もよくわかっている。それでも、表層一枚のところを信じて一緒に歌いたい、踊りたいという気持ちがあるに違いない。地元のお寺も実態がわかってはいても、すがりつきたい切なる想いに支えられている。


■オーディエンスな方々

探したら動画があった。