ぷちさとり。
先日から、カオスでべき分布な世界とどうつきあっていいか改めて考えていた。
(就職氷河期、人材払底、そして、未就職問題と激しく入れ替わるのは、)まさに、べき乗則的なボラタイルな世界の到来を告げる話しだ。売れる商品(の移り変わり)もそう、(突然の)火山の爆発もそう、戦争の規模と頻度(のべき分布)もそう。しかし、では(自分はこの激しく明滅する世界に対して)どうしたらいいのか、全く分からない。心構えはあるつもりだ。 http://bit.ly/cH4xbQ パソナやリクルート、未就職の大卒を支...
http://twitter.com/hidekih/status/12432422310
今日、日経の記事を読んでいて、気付くものがあった。
「エコポイント制度とクラウドはベストマッチだった」。環境省、経済産業省、総務省が共同で設置したグリーン家電普及推進室の大森恵子室長は指摘する。
政府がクラウドを使ったのには訳がある。エコポイント制度は景気刺激策の一環として、どたばたで導入が決まった。事務局が立ち上がったのは09年6月。運用開始の1カ月前だ。
制度の想定利用者数は1500万〜2000万人。そんな大規模システムを「1カ月以内につくれないか」。事務局に打診された国内IT大手はどこも「最低で3カ月は欲しい」と尻込みした。
だがセールスフォースは開発に2週間、テストに1週間でシステムを立ち上げた。政府は住宅版エコポイントでもクラウドを使う。
日本経済新聞
クラウドの本質とは、莫大なリソースを分け合うことだ。この記事のエコポイントのように、激しく必要なリソースが変わる要求に対して、柔軟に対応できる。システムを0から構成するよりは、はるかに安いコストで動員できるわけだ。
これは、入会地の概念ではないか?
同様にして現代の戦士である、経営者たちも我と我が身を投げ出して、組織内に衆愚制を引き入れることなく、一人の人格において次の経営者に引き継ぐべく入会地、コモンズを自由の相互主義、したがって自由主義に基づいて経営している。
そっかいまここで書くべきなんだな - HPO:機密日誌
フリーライダーの問題もある。クラウドでも、入会地の悲劇の問題は発生するであろう。
本来的には、入会地、コモンズ、クラウドを経済的なルールと常識に従い、をゆずりあうことがべき分布でカオスなセカイへの対策だと思う。
もっと考えるべきことがあるが、今日は眠いので、寝る。
■追記
逆にクラウドがハブになり、べき乗効果、ボラティリティが増す事例もあると。
「クラウドの普及で起業家は、アイデア一つ、コストゼロで世界にサービス展開できるようになった」。
日本経済新聞