島田紳助はほんものだ。確信した。
「紳竜の研究」を見ている。本なんか読んでちゃだめだとつくづく思う。紳助のやっているバーでシンガーが歌うと、売れているタレントほど泣くのだと言う。感情の激しさこそが自然であり、力なのだ。私が本で読んだ知識の記憶に意味はない。
- 出版社/メーカー: アール・アンド・シー
- 発売日: 2007/05/30
- メディア: DVD
- 購入: 28人 クリック: 370回
- この商品を含むブログ (40件) を見る
たとえば、ブログを読んで「ほほ〜ん」と感心することはある。感心はしても、それで人生を変える一歩を踏み出す奴はいない。心で記憶していないからだ。
仕事もマンザイも一緒だ。心で記憶したものこそがいざという時にあなたを救う。映画の八甲田山でなぜ死ぬか生きるかのシーンで、子ども時代の記憶がカットバックするか。なぜか?
- 出版社/メーカー: スバック
- 発売日: 2000/02/19
- メディア: DVD
- クリック: 50回
- この商品を含むブログ (30件) を見る
自分の心で記憶するその場面に遭うことで、からだとこころが動き出す。紳助の言葉で言えば「ゾーンに入る」ことすらある。その場に身を置かなければ体験できないことこそが命なのだ。
本物のやつには無駄がない。紳介のやってきたことに無駄はない。くやしい。俺には無駄ばかりだ。それにしてもよいものを見た。
「僕らは勝つためにきたんや」
紳介の言葉がこころに刻まれた。