HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

法律は行政官のマニュアルだと読むと腹が立たない

ある法律群をダウンロードして、用語だの、条文の相互参照だのをブラウザーで検索させている。すると、俄然わかってくる。特定の章は特定の法律との結びつきが強いとか、ある一角にある条文群には必ず大臣などの許可という例外規定がついているとか、背骨がわかってくるというのだろうか。

あと、これはマニュアルだと割り切って、六法全書とか法文集を線を引きながらまるまる読むと、成り立ちからイメージができてくる。もともとのできたときの条文もあれば、語句最近追加されたり、修正された条文もある。それぞれその時代の要請があって、法なのか、令なのか、規則なのか、はたまたある分野の特殊法なのか、血みどろとまではいかなくとも、それぞれの時代にかなりのエネルギーをかけて通せるものを通してきた歴史が条文を見ているとうっすら透けて見えてくる。できれば、ほんとうに過去の法律との参照などできるともっとわかりやすい。たまたま自分の分野の法律については、いくつかの機会に元となった法を勉強できたのも大きいかもしれない。

これによって、ある条文を参照するときは、必ずある手続きをさしていることがわかれば、その条文を参照している条文を抜書きすることで、法律の「骨格」が見えてくるし、例題を解くときに「ああ、ここが肝だな」とわかってくる。法律の相互参照関係がわかってくると条文が立体的に見えて、あたまの中が整理整頓でき有機的に理解できてくる。

いや、切羽詰って、通常の感情がまひしつつあるだけかもしれない。あるいは、いままで自分は法律や規制を守る側だと思って読んできたので、「こんちくしょう」という気持ちがぬけなかったものが、いつの間にか行政官側で規制する側の気持ちで読めてきた。それがよいのか悪いのかよくわからないけどね。

ま、結果がすべてな努力をしているので、えらそげに書いていても、それまでだよねということではある。

ただ、野心はちょっとあって、落ち着いたらテキストエディターのマクロか、手嶋屋の手嶋さんに教わったPipesあたりを使って法律の相互参照とかわかりやすくするシステムを作ってみたくなった。

@hidekih http://bit.ly/19s49M クローン作ってpublish しました。tejima用になっているので、Pipesのアカウントを作って、tejima => hidekihに変えれば動きますよ。

Twitter / tejima: @hidekih http://bit.ly/19s49M ...

■とりあえずPipe作った

ありがとうございました。