友人から教えてもらったYouTubeエントリー。
顛末については、当事者の方がエントリーを書いていらっしゃる。
マスコミはおろか、ブログ界隈でも取り上げられなかったが、デモ行進も行われたそうだ。
問題は、ブログ界隈でもしばらく前に話題になったNHKの「JAPANデビュー」という番組で、台湾と日本を貶める報道があったということ。
番組すら見ていない私にはことの顛末をどうのこうの言える立場にはない。ただ、あまりにもNHKの対応がおそまつなのではないだろうか。NHKを含む、いまのエスタブリッシュメントを支配している方々はあまりに過去のレガシーを引きずりすぎているのではないだろうか?中国共産党やソビエトの影響下にあった方々は、それらの国々が当の昔に共産主義や博愛の理想を捨てて経済に走っている現実を目の当たりにしているのに、昔の行動パターンからぬけだせないのはなぜなのだろうか?一宿一飯の恩義に預かったからか?いまだになんらかの援助をもらっているからなのか?
井上和彦さんという方のYouTubeのエントリーに出てきた「台湾民主国」というキーワードで少し前に拝読させていただいたfinalventさんのエントリーを思い出した。
台湾がこのまま中共に併合されれば、日本による中国支配の歴史の挿話とはなるのだけど、その挿話の枠はたぶん中共による台湾併合を合理化するものになるかもしれない。
アジアで初の共和国は台湾民主国ではないのかな: 極東ブログ
考えてみれば、中国が本気になれば北朝鮮のミサイルの脅威なんてもんじゃない。核実験が成功したかしなかったかなんて段階ではなく、確実な核弾頭と日本全土を一瞬で捉えられるミサイルを保有しているわけだ。あるいは、空母を開発する以前に通常戦力だけで日本を占領するだけの力を持っている。NHKの番組の「偏向」の先にあるものを考えると「現場の判断でございますので」で納得している場合ではない。このままだと中京が台湾を占領したときに、諸手をあげてよろこび「ご意見は承りました」と抗議はやりすごされ、日本が占領されても「現場の判断でございますので」といわれておわりということにはなるまいか。