「ショッピングセンターは完成型ではじまる」のであれば、これからもう当分建築されないから、全体として衰退していく*1。そういえば米国に９０年代にいたころ市内のショッピングセンターはみな衰退し、場合によってはテナントもはいらず、街の荒廃を逆に進めているものもあった。米国には土地がいくらでもあるので、郊外のそのまた郊外に超巨大ショッピングセンターをつくることができた。それでも、昨日触れた不動産マーケティングの面積の自乗の法則に従い集客することはできた。それすらも限界が来て２１世紀にはいってからの商業店舗は都市型に回帰したと聞く。
街は常に新陳代謝しているので決して死なない。日本で開発可能な土地は案外少ない。また、まもなく建物を高層化することが人々を幸せにしないことが明らかになるだろう。平成の始めころは私も都市の高層化がほとんどの問題を解決すると信じていた。都内中心部に住んでいる方々にお聞きしたい。幸せですか？街は、生きてますか？
*1:id:BigLoveさんからのトラックバックに感謝！既存のSCがみな数字を落としているという事実にびっくり。
