HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

社長交代

びっくりした。

あるいは、こっちのが一応くわしい。何時間そのままでいてくれるかは不明だが。

章男氏は豊田章一郎名誉会長(83)の長男で、トヨタの前身のトヨタ自動車工業の実質的な創業者、故・豊田喜一郎の孫にあたる。

 05年6月に副社長に昇格し、商品企画や調達などを担当。08年6月から国内営業と海外営業を一手に担うなど、後任社長の筆頭候補として要職をこなしてきた。

 トヨタの社長には、95年8月、当時病気療養中だった豊田達郎氏の後任として奥田碩(ひろし)氏(75=現相談役)が就いた。それ以降も、張富士夫氏(71=現会長)、渡辺社長と、連続して豊田家以外の者が社長を務めてきた。章男氏の就任で、14年ぶりに創業家への「大政奉還」となる。

 渡辺社長は副会長に退く方向で調整している。

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豊田章男氏というと、MeetMeを思い出してしまうのは、私だけだろうか。

発表会には、豊田章男副社長と開発担当者がそれぞれアバター(分身となるキャラクター)となって登場。
(中略)
豊田副社長と来場者の質疑応答も“アバター同士”で行われた。

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MeetMeを使ってみたが、正直釣りをするかトヨタのパビリオンへ行くかしか選択はなかった。素朴に仮想空間が自在に使えるようになれば、リアルでの移動は少なくなり自動車というタヨタの主要商品がますます不要になるのではないか。商売のセンスとして、向く方向が逆ではないかと私は素朴に思った。

本来、創業家でしかできない役割を果たすことが期待されていたのではないかと私は思っていた。それは、業績悪化の責任を辞任する以外の形で受け止めることだ。すでにここまで業績が悪化してからの登板はさすがのトヨタのシナリオにはなかったのではないだろうか?

トヨタにとって、豊田家は「グループの旗」(奥田碩相談役)。かつてない苦境に追い込まれる中、創業家社長の旗の下で一丸となって復活を目指すのか。その行方が注目される。

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■参照

■追記 平成21年1月9日

就任決定。よいことです。

トヨタは世界的な販売不振で、2009年3月期の連結営業損益は戦後初の赤字に陥る見込み。14年ぶりに創業家出身者を社長とすることで、グループ全体の求心力を高めて、業績改善を急ぐ。

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090109AT1D080DK08012009.html#