休みにはいりようやく読書のペースをとりもどしつつある。これはおもしろかった。
- 作者: 押井守
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2008/07
- メディア: 新書
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ようはヒッキーとか、いまの若いのがリスクとってねーじゃねぇかという批判。押井さんがかなりリスクをとりながら、勝てもしないけど、負けもしないというオヤジとしての生き方をいかに確立してきたか。その視点からみると、いまの若者がびびっている姿がかなりなさけない。まだ、オタクとして40歳童貞魔道師を目指す生き方の方が自分がなにものかを決めいている姿であると。
いまやリスクをとらないなさけなさは、経済白書でも指摘されているらしい。
2008年7月22日、平成20年度経済財政白書が発表された。その内容をひとことで言えば、日本企業(家計も)は概してリスクテイクが低く、それでは経済成長は望めないということ。
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ま、利回りって基準利回りプラスリスクだというCAPMが経済活動の基本だからリスクをとればとるほど利回り=成長率+配当は高くなければならないのはあたりまえだっちゃあたりまえ。
ま、でも、リスクがぶれるときはべき分布するからリスクをとらない日本の生き方がよかったのか、わるかったのか経済全体でみると判断は分かれるところ。でも、個人としてはリスクはとれるだけとったほうがよくもわるくも楽しいというのが私の決意。おかげさまでオヤジと呼ばれる年齢を過ぎ、好むと好まざるとにかかわらざるリスクテークを思いっきりしながら生きている。でも、まぁ、人間だものと軽口をたたきながらお気楽極楽に生きているといえば生きている。
ま、そんなことで。