HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

1Gの加速度とは?

車を一秒で時速40キロまで加速して壁にぶち当てる衝突実験くらいのちからかな?あるいは、ゼロヨンを10秒フラットでかけねける。2Gだとゼロヨンを両方から走って正面衝突させる感じかな?

安産だから、あ、いや、暗算だからまちがってたらごめん。


どうも気になっているのは柏崎の原発の受けた地震の強さが正当に評価されていないのではないかということ。

震度6強が最大だった新潟県中越沖地震で、東京電力柏崎刈羽原子力発電所の揺れが震度7だったことがわかった。京都大防災研究所の岩田知孝教授(強震動地震学)らが、原発に設置された地震計データをもとに計算した。気象庁や自治体の「公式な震度計」ではないものの、阪神大震災や3年前の中越地震に匹敵する強い揺れが原発を襲っていたことになる。

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震度7だとすれば、

実際の地震波はさまざな周期の波が含まれているので、震度7が加速度で何galに相当すると言えませんが、仮に周期1秒の波が同じ振幅で数秒間続くとすると、震度7の下限に相当する計測震度6.5以上になるためには、3成分の合成値で約600gal以上の加速度が必要です。これが周期0.1秒の波になると2700gal以上になります。

気象庁 | 震度と加速度

これがどれくらいかというと、

1 gal = 1 cm/s^2

2700 gal = 2700 cm/s^2 = 27 m/s^2 = 27/9.8 G = 2.7G

ということで、重力加速度の3倍近くの力が加わったことになる。もし1秒の超々周期が続いたら、

27 m/s^2 × 1s = 27 m/s = 27 ÷ 1000 × 3600 km/s = 97.2km

ということで、時速100km近くに建物が加速されて逆方向に揺らされるというイメージを持っていよいのではないだろうか?

ちなみに、ゼロヨンのタイムは10秒を切っているらしい。

400 m = 1/2 × 9.8 m/s^2 × t^2
t = sqrt (400*2/9.8) = 9 sec

ま、9秒なんて周期はありえないにしてもゼロヨンの車の最大加速度ですら、1Gを超さないらしい。

まだ、柏崎で起こったことを具体的にイメージするには足りない気がする。