何度目かの完全読了に向けてのトライを再開する。

- 作者: コーデリアファイン,渡会圭子
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2007/01/31
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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どれだけ「あんたの脳はうねぼれ屋で、事実をねじまげ、ごまかそうとしている」と言い聞かされても、「それでも社会は周っている」と言いたい。
どれだけ脳が「おバカ」であっても、社会のフェイル・セーフの機能や「社風」とか「家風」とか言われるものの強制力は高い。どれだけ社会心理学の実験の事例を持ち出されても、逆に実験の現場にいたもの、統計処理に手を染めた者は、リアルの場面とどれだけかけ離れているかを知っている。
そうそう、それに感情をつかさどる脳幹やら扁桃核やらのフィードバック、学習、記憶野へのアクセスなどが過少評価されすぎではないか?
あれ?ロールシャッハの解釈の仕方も私が習ったのと違う。なにに見えるかで深層心理に辿りつけるほど簡単ではない。
癌の発生とレントゲンの関係も立証されてないないはず。
うーん。
結局、妻の「どうせ読むなら『脳は意外とお利口である』って本読みなさいよ」のひとことで読了するのはあきらめて寝ることにした。