HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

インターネットはひとつも進化していない。進化したのは人間の方だ。

Javaが出た95年にニューヨークのセッションでご一緒させていただいた森祐治さんがおっしゃった。

「これでネット上で必要なすべての技術がラインナップとして出揃った。」

私は森さんの考えは今も正しいと思っている。進んだのはそれらを受け入れるユーザーの方だ。

あまり共感できないところが多いのだが、読んでいる。

2ちゃんねるはなぜ潰れないのか? (扶桑社新書)

2ちゃんねるはなぜ潰れないのか? (扶桑社新書)


いえ、前言撤回。完全読了。もー、小飼さん最高!

7.0の対談を読んで改めて思うのは、ネットと人の「進化」とは両者のインターフェイスの「アナロジー」問題だったのだと。人とPCというネットの窓口のインターフェースがディスプレイとキーボードとマウスから進化していない。しかし、ウェブ上の「アナロジー」は一気に進んだ。たしかに、ここの部分はドッグ・イヤーであり、マウス・イヤーなのだろう。ユーザー側から見れば、ウェブの上のアプリケーションのインターフェイス・アナロジーは最初はせいぜい「事務所」のキャビネットだとか、メモやスケジュールといった現実にがちがちに即したアナロジーに過ぎなかったものが、PC自体の「窓」とか、ウェブメールだとか、掲示板とか、ニコニコ動画だとか、PCより、ネットよりの「アナロジー」にどんどん「進化」してきている。この辺が一番大事かな、と。

一人納得中。

それにしてもこの対談、すごい!すごい!すごい!のひとこと。弾さんってやっぱりあまりにすごい。ひとことひとことびんびんに伝わる。

でも、この先が知りたいのは、ここんとこ。

僕は今後世の中で一番大事な仕事は、暇つぶしをさせることだと考えているんですよ。

僕は餓えがなくなることで、より難しい問題が起きると思っています。

= ?

つうか逆なのかもしれないけど、「餓えがなくなると戦争が起こる危険がますます増えるから暇つぶしが重要になる」という流れだと私は思っているその中で対談の中でも出てくる江戸時代の様々な「道」にまで高まった技芸の世界がとてもとてもこれから大事になるのだと信じている。

それにしても、ひろゆきと弾さんの対談を読んでいるとすでにお二人の中ではネットの持つキャラそのものが身についちゃっていて人間側の理屈をはるかに飛び越えている存在がいるのだなぁと感じる。ようは、アナロジーが全く必要とされない方々なのだと。

■追記

朝起きてみて、改めてすごいなと思った。

おそらく私が今までやった対談の中では、一番リミッターが外れた対談です。

404 Blog Not Found:販売中 - 2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?

いつぞや東京ブロガーカンファランスでおじゃましたときにもっとしっかりお話を伺ってくればよかったと反省することしきり。

あれ、それにしても「好むと好まざるにかかわらず」どうしちゃったんでしょうね?

あ、いた!

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