HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

ことのはのいづるたびに

日本語ってすばらしい。

ことばを使う度にその歴史、先人の「ズンと」来るものへの探究を感じる。

拙いものであっても、ことばが腹に落ちた体験をある人に語ったのだが、「宗教体験ですか?」と言われた。

今の日本で惜しいなと思うのはこうした感性だ。先人の残してくれたもの、千手観音のようなありとあらゆる「手」で救い上げようとする便法が充溢しているというのに、我々の目はあまりに曇らされている。

EQなんてことに脳科学まで持ち出してまじめ取り組む米国人の方が道に近いくらいかもしれない。

ただただ、うちに自ら省みる。

本居宣長〈上〉 (新潮文庫)

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■追記

この言葉って存在しないの???

グーグル - 「ことのはのいづるたびに」

確か「星の時計のリデル」にあったと記憶しているのだが...

星の時計のLiddell (2)

星の時計のLiddell (2)