HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

パルスなカオス

妄想暴走モードが続いている。

網膜から先の神経の相互作用を計算理論から考えてた時期があるのだが、多分シナプスの組み合わせでロジスティクス式から簡単なアトラクターを構成可能だろう。

脳というキャンバスに描かれた精神という絵画。

脳内表現としてアトラクターを想定できないか? - HPO機密日誌

決定論的カオスであれば、ごくささいな違いが無限の多様性を生み出せる。人間の神経素子がごく単純な構造であるにもかかわらず無限の体験を脳で受容し、再現し、思考し、思い描くことができる。

カオスの出力としての波は一意であり、脳全体の素子がこれに同調することができれば、内化された視覚としてのヴィジョン、特定の思い出と結びついた音やにおいなどを「想起」することができる。脳全体の状態をその刺激を得たときの状態を再現できる。

記憶は折りたたまれていて、意識しているときは意識できない。しかし、いったい記憶の再現が始まれば、つぎからつぎへと思い出されていく。これは、素子から生み出されるカオスとして記述される波に他のアトラクターが同期(SYNC)しようとするからではないか?

脳の神経素子が生み出す「波長」はきっとパルス波であり、パルスとパルスの間の時間間隔によってカオスの軌道が表現されるのではないだろうか?