Danさんの記事を読んでなんでいまごろそんなことがテレビで取り上げられるのか疑問をもってしまった。
イギリスの番組なのだが、CPAが復興資金として用意した、いや、本来イラクの財産だった200億ドルが、いかにずさんに使われたかを告発する番組だった。この200億ドルなのだが、なんと現金で用意され、FRBからイラクに空輸されたのだ。
404 Blog Not Found:盗人にも200億ドルの理
自分の昔のブログの記事を思い出した。
ちなみに、この事業計画の実行部隊であるCPAの予算書をざっと分析(参照)したら、イラクの政府予算で数年に渡って1.4兆円から2兆円に及ぶ支出が予定されている。この中で、不思議なことにこのうちの1兆円から1.3兆円が「finance」という項目で支出されることになっている。教育、健康、住宅などのイラクの人々の実質的な救済につながる予算は、のこりの数千億円の予算規模にしかならない。しかも、予算上の欠損は借り入れなどでまかなわれるのではなく、Oil for Food基金から当られると言う記述がある。(ほんとうにOil for Foodは、利害の塊らしい。)一体新たな借り入れも行わないのに、financeという予算項目は何を意味するのだろうか?もしかすると、前政権が負った対外債務の返済にまわされるのだろうか?経済封鎖を受けていた国が、10兆円に及ぶような負債があったのだろうか?
ビジネスとしてのイラク統治: HPO:個人的な意見 ココログ版
こんなことは2年前からわかっていたこと。いったいなぜいまごろマスコミで取り上げられるのか?そっちが不思議。
んで、ちょっと調べてみた。
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まだよくわからない。でも、なんとなくNHKは「ほとぼりさめたから、そろそろいいかなぁ」って感じなのかなという気がする。