だめだ。自分のうにぼれに克つことが出来ない。結論から言ってしまえば、いまをときめく茂木健一郎さんと自分に非常に共通点がある。
- 大学の専攻
私は認知心理学の教室で、資格の知覚を先行した。「クオリア降臨」を読んでいてのけぞったのが、私がやった液晶シャッターとPCのディスプレイを組み合わせて「仮現運動」と「立体視」とごく似た実験を茂木さんがしていたというくだりだ。
・ランダムドットキネマトグラムとランダムドットステレオグラムからの発想 HPO
- 夏目漱石への傾倒
夏目漱石の「こころ (新潮文庫)」を読んで、「なにとも言われない『火』のようなものが人の中にあって、それが人を動かしている」と高校生の頃、感想文に書いた。一応、何かの賞をもらった。んで、その「火」がなんであったか、これまた見事に茂木さんは喝破していらっしゃった。(そのうち引用する)
盛んに引かれた「三四郎 (新潮文庫)」も言うまでもなく私の愛読書だ。
・書評 三四郎 @ HPO
- 評論へのあこがれ
なんつうか脳科学とかやっていらっしゃりながら、茂木さんには永く小林秀雄のような文芸評論をやってみたいという気持ちがあったに違いない。昔、川又千秋の評論集を読んで、本当になろうと私は思った時期がある。
- 作者: 川又千秋
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- 文学...
ま、読んでいてあたりまえっちゃあたりまえだけど、茂木さんも読んでて私も読んだ本だと思う。
- 作者: 三島由紀夫
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- 作者: ジョルジュバタイユ,Georges Bataille,生田耕作
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- 作者: デビッドマー,乾敏郎,安藤広志
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- AHA体験
もう茂木さんのまねして書いたのか、自分で書いたのかすら想い出せないけど、AHA体験というのはむかーしから興味があった。どれくらい昔かというと大学に入った1985年の「現代思想」に載ったホフスタッターを読んで、中埜肇先生にレポートを提出して以来だ。
・ネットワーク、自己組織化、そして理解 The Moment of AHA! HPO
あ、いや、これを書いたときはすでに「クオリア・マニフェスト」読んでるな。あはは。
・対話、ネットワーク、そしてマッハの原理 Mach! HPO
- 違うところ
お話しを聞いていても、本を読ませていただいていても、自分と違うところはある。おおいにある。当然頭のレベルは全然違うし、私はアカデミックでないし、引き比べるのも恥ずかしいくらいなのだが、考え方としての違いはあると思う。「マッハの原理」にも書いたが、やはり茂木さんの興味の対象は脳なのだと思う。私はこの世界がネットワークの塊りに見えて仕方がない。カオスに関しても、大雑把に言ってしまえばリアルの人の世界では熱力学的には時間的に短いカオスは相互に干渉しあってしまうので、「神はサイコロをふりたまわず」の世界だと言ってあまり差し支えはないのだ。
・開放系の組織論 HPO
■なるほどぉ
某さんから教えていただく。
http://elmundo.cocolog-nifty.com/elmundo/2007/02/post_6d79.html
ちと納得。ということは、おいらもあやしげな人かなwww