- 作者: 城野宏
- 出版社/メーカー: 啓明書房
- 発売日: 2004/04
- メディア: 新書
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城野宏先生の「ノート」の中に「立場、利害から考える」という項があった。人にはそれぞれの立場があって、自分の立場から自分の行動を考えることが大事だという話だった。人は誰でも自分はまったく正しいことをしているのだと確信している。自分は特別なのだ、賢いのだと確信している。みな善意で動いている。正義をベースに行動している。それらの思い込みを自分自身を省みてはいでみれば、賢いよりも、正しいよりも、善意よりも、正義よりも、自分の利害で動いている。理でも、義でもなく、ただ自分の利害に敏感だ。自分の利害とはなにか?すなわち、自分の立場であろう。
人の社会を生態系だと考えれば、自分の立場、自分の利害とは「生態学的地位」にほかならない。
http://hidekih.cocolog-nifty.com/hpo/2006/03/url_8471.html
SWOT分析を自分自身にかけてみれば、自分は自分の存在をかけて生きていることが容易にわかる。不安や、希望をもって毎日を生きている。生態学的地位をSWOT分析すれば、以下のようになる。
- 自分の存在を脅かすものは誰か、何か?捕食動物は?
- 自分が強く当たれる、食べれるものはなにか?
- 自分と自分の子孫がよりよく生活するチャンスは?
- 自分の自分の子孫がなにによって絶滅させられかねないか?
なんかだらだら書いたが、城野宏先生に戻れば要は人は「利」と「害」に敏感で、「理」と「義」に疎いということだ。