三位一体説って、ふつうに「父と子と精霊の御名において」というけど歴史的にはキリスト教がローマ帝国を手中に入れた記念みたいなものなんだ。
ユリアヌスの憂いと例のSF小説を想う。

- 作者: ダンシモンズ,Dan Simmons,酒井昭伸
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1999/02
- メディア: 単行本
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タイトルがギリシア語っぽいのも、伊達ではないということだろう。未来のカソリック教会も、古代のカソリック教会も帝国を「溶解」させるという意味ではやっていることはかわらないということか?
まだ、未読だがシルヴァバーグの「永遠なるローマ」の試みにおいてカソリック教会がどのような扱いになっているかに非常に興味をそそられる。翻訳された作品において、キリスト教は国教化されていないようだった。
http://www.majipoor.com/novels/nromaeterna.html

- 作者: ロバートシルヴァーバーグ,Rovert Silverberg,小尾芙佐
- 出版社/メーカー: 早川書房
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