だめだ。ドラッカーの後だと複雑すぎ、コンサル会社臭すぎ。
- 作者: マービン・バウワー,平野正雄
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2004/03/05
- メディア: 単行本
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ドラッカーはなぜあそこまであたりまえの言葉で、あたりまえのことを書けるのか?
この本は悪い意味で格調高い。いま読むと単純に感じられる手法や考え方が、知的に、体系的に語られることによってはるかに価値があるように感じられる。本書の読書感は、マッキンゼーの会長室のマホガニーの机のようだ。
この違いの背景にあるのはマッキンゼーを率いた、マービン・バウアーは組織を抱えていて、ドラッカーは一人だったということだ。組織というのは常に自律性を持ち、莫大な資源を要求する。