お金がお金に投資され自己増殖していく中、足りなくなるのはインフラや、生産設備、情報ネットワークではなく、消費の総額かもしれない。マルサスの逆の現象だ。ま、その前に地球の利用可能な資源が足りなくなるのだろうが。
べき乗分布的富の偏在による新たな資本論の必要性か?
前提
・すばやい技術革新はチープ革命を生む。
・企業を単位とする生産効率の拡大に安く雇用される消費者の可処分所得は追いつかない。
・正義と嫉妬の経済を加速する情報ネットワークはますます事態を加速する。
・個人、企業、地域、国家などのさまざまなレイヤーでべき乗分布的富の偏在はますます進行する。
うーん、やっぱり積み上がった資金で買えるものはなんなのかという問いに私の中では帰着する。
対策は。。。ディアスポラで示された、栗本の祝祭経済的、冗長性か?
ああ、そうそうあとカスケード的なカジノ経済の深化ね。
- 作者: 切込隊長・山本一郎
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2005/10/20
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