あれは、浅田彰、吉本隆明、山口昌男の鼎談ではなかっただろうか?アマゾンでどうしても見つからない。無印良品の包み紙のような茶色い表紙だったと思う。自分がニューアカにはまるひとつのきっかけであった。また、やたら注が多い本の原型であったやに思う。
いずれにせよ、日本人が持つ心性としての「幻想」を苛烈な環境に生きてきた中国人はどのようにとらえるのだろうか?どうも私の感じとしては吉本隆明の時代から幻想論というのは、日本人の肌から離れては存在しないのではないか。
うまくいえないのだが、やはり肌の感覚のような気がする。ただ、体温だけがいとおしい。