HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

楽天のTBS買収とAOLのTime-Warner買収

この2つの事業案件を結び付けて考えてしまうのは、私だけではないだろう。AOLの件は、当初既存メディアと決済システムを含むネットの融合が言われていたはずだ。だが、数年後にこのコングロマリットから外れざるを得なくなったのは、AOLの方だった。得をしたのは誰か?私は、AOLの株主ではなかったかと思う。もし、AOLが単体のままだったら価値を大幅に減らしていた株が最高に近い価格で存続している企業グループの株に変わったからだ。

いくつか聞いているうわさのレベルでは、楽手は事業のいくつかをキャッシュにいかに早く変えるかに腐心しているという。いや、そんな中傷めいたことを書きたいのではなくて、構造的に新しい事業が出現しうるとすれば、既存のメディアとインフラの複合体ではなく、Googleのような全く新しい「餌場」(生態学的地位)をつかんだ企業ではないかと思う。

あ、あと非常に未整理だがこの案件において問われているのは、企業買収が通常のビジネスモードになったときの株主の地位だと思う。もう少し調査が必要だ。

http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20080079,00.htm

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0404/30/news011.html

http://nog.typepad.jp/noglog/2005/02/aolcomcast.html

http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20087328,00.htm

ふむ、まだまだAOLは価値があると考えるべきなのか?そっか、この状況から類推するに苦しい富士通からNiftyを買い取るほうが実は楽天の価値をあげることになるわけだな。課金を抑えていて、ブロードバンドがこれだけやりたい放題の低価格になってきているわけだから、あまりTBSにお金をつぎ込むよりも独自のテレビ局を作って、下請けプロダクションを雇いまくったほうが安く上がるのではないだろうか?部分部分のチキンの合計は、全体よりも安いというわけだ。あとは楽天の人材がどれだけそろっているか、三木谷さんの事業完遂の意思がどれだけのものかにより。

やはり、課金を押えているのは大きい資産であるような気がする。

を、すばらしい!視点がおんなじ!

http://blogs.yahoo.co.jp/kiwasaki1975/13955656.html

http://ameblo.jp/hikarinosizuku/entry-10005104375.html