HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

ノイズ、ノイズ、ノイズ

なんか自分ってノイズだなって最近自覚してしまった。いや、別にひねて言うわけでなくノイズはノイズなりの場所があるのかなとか、感じている。と、いうことでノイズってなにかという話題。まあ、これすらも数学の話に片足を突っ込んでいるので、私のような門外漢が書くべき話しではないのかもしれないが、自分の存在規定にもつながるので書く。

ノイズってほんとうにあるのかどうかわからない。シュミレーションや統計とかで対象としている現象の中でコントロールし切れない変数があるときなどに、乱数を導入したりする。もっと身近なところだと画像加工でフィルターをかけるときに使われているようだ。

本当の乱数ってなにかなとか考えている。DX7の音源に使われたFM音源とか完全に数式だ。これで、アコースティックちっくな音が作れる。一様乱数だって、かなり複雑な過程でできあがっているに違いない。正規分布はさまざまな分布を重ね合わせたときにできやすい分布だ。いずれにせよ、自然に発生するメカニズムはかなり複雑であるはずなのにごく単純な数式で表しうる。

カオスはもっと微妙で、数式の中の定数の微妙な変化で大きな変化を生みうる。

自然な世界とこうした数式で表される「世界」との関係は一体なんなんだろうかと考え込んでします。

昨晩あった彼からひさびさに「アフォーダンス」という言葉を聴いた。そうなのかもしれない。計算理論というか、ハエでもガでもごくごくシンプルでも環境との関数というとらえかたをすれば、カオスやFM音源のようなものなのかもしれない。

やっぱり世界を愛している。