なぜ家が資産でないのか?家とは代を重ねて家族が戻ってくる場であり、家族が育つ場だ。いつのまにか家から家族みんなのふるさとという意味がぬけ落ちてしまったようだ。著者の「金持ち父さん」は、実の親ではないということも象徴的だ。
- 作者: ロバートキヨサキ,シャロン・レクター(公認会計士),白根美保子
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2000/11/09
- メディア: 単行本
- 購入: 71人 クリック: 1,223回
- この商品を含むブログ (538件) を見る
プロヴァンスの豊かな生活の基礎には、家は代を重ねてゆずられるものであり、かならずしも自分で借金をして新しく建てなくともよいということではないか?長期でローンを組みながらローンが終わったときには家を建て替えなければいけない日本の国民と違って、親から家を受け継いぐことができればどれだけ次の世代は豊かに暮らせるだろう。
やはり、家族に対する価値観から著者の態度と私のそれは余りに違う。