HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

ネットと平和

まして、ネットがこの地球を覆い始め、中東であろうと、中国であろうと、情報を発信したり、受け取ったりするコストが劇的に下がっている。スパムには閉口されるものの、大量の対象者に大量の情報を送るコストは、この10年以上の日本のデフレを越えてコストが下がったといって間違いない。エアーメールがたしかちょっと前まで1通400円くらいしたと思う。1000件送れば、40万円だ。メールは、1000件送っても、10000件送っても無料...まあ、正確にはどこかで誰かが多少のコストを払っているのだろうが、RFCのどこに書いてあるのか知らないが、これまたインターネットのコスト負担の原則からただ!数万分の1に国際メールのコストが下がったと言って過言ではない。そういえば、自分がネットで日本語を送るテストをはじめたのも、日本の友人や恩師との連絡を気軽にやりたいからだった。この現象は距離の喪失といっても過言ではないだろう。

ネットの上では、「6次の隔たり」といわれているらしい。このウェブやメールやらのつながりでは、多分ネットを通じてほとんどどの人とも真剣になれば連絡をとることが可能であろう。まあ、問題はネットの匿名性であるかもしれないが...リアルとネットとの接点が少し足りないかもしれない。これはまた別の問題としよう。