HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

映画と戦争

我ながら、時間の使い方が下手だ。日曜の夜はさくっとねるなり、なすべき仕事をすればいいのに、だらだらと映画を見てしまう。ツタヤに寄る誘惑は退けられたものの、ケーブルテレビのスターチャンネルはついつい点けてしまった。今晩のお相手は、「アイアン…

タバコとガムの経済学

陰徳とは、隠れているから陰徳というわけで、私のようにおしゃべりなものには無縁な徳だ。たかだか、月に一回だが職場の周辺の道路などを掃除している。今日、掃除してみて驚いたのは、半年前までたくさん落ちていたタバコの吸殻がほとんどなくなったことだ…

わった・あ・わんだふる・わーるど

人の人情に触れた。人は人が見ていないところで努力している。そして、その努力の上に私たちの生活が成り立っている。 木は緑、バラは赤 私のため、あなたのために、木が茂り、バラは咲く ああ、なんてすばらしいんだ、この世界は 空は青、雲は白 光は日を祝…

風は南方から

革命って南から来ると思っている。エンデの島 (光文社文庫)作者: 高任和夫出版社/メーカー: 光文社発売日: 2009/04/09メディア: 文庫この商品を含むブログ (4件) を見るこの本の中では、やたら南方から来た人たちには、親近感を覚えるという話しが出てくる。…

生きればこそ

生きればこそ、苦しみもある、よろこびもある。生きればこそ、出会いもある、別れもある。生きればこそ、恋もする、憎しみもする。生きればこそ、死もあり、命は燃える。

「エンデの島」を読み始める

「希望の国のエクソダス」の中年版というところか?北ではなく、南の離れ島に理想の社会を置く。エンデの島 (光文社文庫)作者: 高任和夫出版社/メーカー: 光文社発売日: 2009/04/09メディア: 文庫この商品を含むブログ (4件) を見る「オッキイ」という頼母子…

天童寺

紅子さんの旅の終わりが、道元が如浄禅師と出会った天童山だというのは...、反則だ。 「修行する人たちは煩悩を捨てに来るんでしょうが、捨てられない。捨てる必要がない。煩悩を抱えて生きて行こう、そんな決心をして山を下りる人も居るんじゃないかしら…

「やがてすべて無になる」

紅子さんにはまってしまった。紅子さんは、上海の外灘の歩道を歩いていたときに、人生の真実のひとつに気づいてしまったのだ。 対岸にそびえる数十棟の光の柱を見ているうちに、不意に、やがてすべて無になる、という言葉に掴まった。圧倒してくる光の柱のこ…

農業経営規模のべき分布

本書の主張は一環して農業も規模の経済を追求すべきであり、この流れを阻害する現行の農協は邪魔をするなということであろう。農協の大罪 (宝島社新書)作者: 山下一仁出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2009/01/10メディア: 新書購入: 17人 クリック: 124回こ…

女がセックスをもとめるとき

男がどのようなときにセックスをしたくなるのかは身をもって知っている。女はどのようなときに男とセックスをしたくなるのだろうか?男とは違う衝動であるとは思う。上海を舞台とするこの物語には、もう若くはない女のゆれうごくこころがつまっている。甘苦…

やはり子どもたちにも選挙権を与えるべき

「農協の大罪」を読んでいて、柳田國男の言葉に感動してしまった。 国益国是が国民を離れて存するものにあらざることは勿論なれども、一部一階級の利害は国の利害とは全く処を異にするものなり。・・・・・(一部の利益団体はもとより)仮令一時代の国民が全…

革命ですらなかった農地の資産化

人を失望させるにもほどがある。農協の大罪 (宝島社新書)作者: 山下一仁出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2009/01/10メディア: 新書購入: 17人 クリック: 124回この商品を含むブログ (52件) を見る眠いのではしょるが、ようはぐだぐだの政策のあやまりによっ…

I Dreamed A Dreamを和訳してみる

過ぎ去ってしまったあのころ、私は夢みていた 希望は高く、人生は生きるに値していた時、 愛は決して失われないと、夢みていた 神は必ず許してくださると、夢みていた あのころ、私は若く、恐れを知らなかった そして、夢は作られ、使われ、無駄にされてしま…

「結婚は予測不可能だ」

たまたま、CATVで「ジュラシック・パーク」をやっていた。カウフマンがモデルになったというマルコム博士がチャーミング。 カオス理論は知ってる?非線形方程式は?アトラクターは?愛情(アトラクション)はよく知っていても、アトラクターは知らないん…

チョコチップクッキー

子どもたちに「おいしい!」と言ってもらえたのが励み。レシピはこちら。 我家定番~チョコチップクッキー♪ by らんぷあい [クックパッド] 簡単おいしいみんなのレシピが165万品 重曹がたまたまなかったので、ベーキングパウダーで代用した。焼き上がりはす…

結婚20年限界説

妻が言った。 「20年も結婚してたらもうあきちゃうわよね。」 考えてみれば、結婚して、子どもをもうけて、その子どもが成人するころには、すっかり夫婦ともに老境に入っているのが、人生50年時代の生き方だ。子育てが終われば、サケと同様に人としての…

ビッグイベント前夜

今日はブログをおやすみ。

キツネの跋扈と組織の腐り方

ようやく「組織戦略の考え方」を読み終えた。組織戦略の考え方―企業経営の健全性のために (ちくま新書)作者: 沼上幹出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2003/03メディア: 新書購入: 6人 クリック: 146回この商品を含むブログ (68件) を見る後半では、権力の源…

「風呂で覚える百人一首」

お風呂というアイデアもさることながら、歌の現代語訳がじつにしっとりしている。風呂で覚える百人一首作者: 教学社編集部出版社/メーカー: 教学社発売日: 1992/11メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見る例えば、一首。 名にしお…

人に期待しないということ

不幸なことに、私の受けた「人生のレッスンその1」は「人に頼らないこと」であった。とにかく独りで自分の始末をつけ、生き抜いていくことが必要なのだと、人生のごく始まりに学んだ。それが親であれ、友人であれ、他人に期待すれば必ず裏切られるというの…

そもそも共産主義国家に独裁者が不可欠だという時点で共産主義は破たんしている

「スパイ・ゾルゲ」を見ている。スパイ・ゾルゲ [DVD]出版社/メーカー: 東宝発売日: 2003/11/21メディア: DVD購入: 1人 クリック: 21回この商品を含むブログ (44件) を見るまぁ、映画が長すぎて2時間もたつのにまだ終わる気配がないとか、ドイツ語やロシア…

今日の一品

ここのところ料理にはまっている。 ご紹介いただいたレシピはこちら。 りんごたっぷりヨーグルトケーキ by veryベリー [クックパッド] 簡単おいしいみんなのレシピが165万品 ほかにも、ネットをさがすとおいしいレシピがたくさん。 美味しすぎて、みんなに教…

自己実現欲求より認知欲求の方が大事

「組織戦略の考え方」をある方から「経営関連の本で一番腹の底から納得できた」とご紹介いただいて読んでいる。組織戦略の考え方―企業経営の健全性のために (ちくま新書)作者: 沼上幹出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2003/03メディア: 新書購入: 6人 クリ…

秘密結社の会合

ある秘密結社みたいな会合に行ってきた。結社の中だけで通じる用語、特殊なあいさつなど、不思議な雰囲気であった。特殊な特殊な雰囲気であっただけに、そこに集うひとたちには、不思議な連帯感があふれていた。こういう雰囲気って、やっぱりどこかでローマ…

「みんなのいえ」をみんなで見た

非常に身につまされる映画であった。みんなのいえ スタンダード・エディション [DVD]出版社/メーカー: 東宝発売日: 2005/12/23メディア: DVD購入: 1人 クリック: 33回この商品を含むブログ (87件) を見るケラケラ笑いながら、みんなで見た。様式にこだわりを…

「至誠の感ずるところ、天地もこれが為に動く」

稲盛塾長の本を読んでいたら、二宮尊徳の言葉が出てきた。稲盛和夫CDブックシリーズ いま、「生き方」を問う 3 幸せな人生を送るために作者: 稲盛和夫出版社/メーカー: サンマーク出版発売日: 2009/05/22メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る…

幕末の財政再建派とリフレ派

「二宮金次郎の一生」を読み続けている。金次郎の諸々の村の復興は、分度という税金の総額を決めることによる実質減税と、報徳仕法という農業復興事業とによりなる。地方政府であった諸藩からすれば、財政再建のために役所内でのリストラを行うようなもので…

「災い転じて福となす」

以前から知りたいと思っていた、二宮金次郎の成田山における開眼について、「二宮金次郎の一生」は詳しく書いてくれていた。二宮金次郎の一生作者: 三戸岡道夫出版社/メーカー: 栄光出版社発売日: 2002/05メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 58回この商品…

Catan、Catan

正月も3日。正月といえば、やはり家族そろってゲームと決まっている。子どもたちと遊ぶために、Amazonで一番人気があるボードゲームを頼んでおいた。ポータブル カタン出版社/メーカー: ハナヤマメディア: おもちゃ&ホビー購入: 10人 クリック: 44回この商…

トーテムポール、トーテムポール

津田大介さんのつぶやきに反応してしまった。ネット時代においても、良い友と付き合うことが大事。 やっぱり鳩山首相が始めたことで文句を言うためだけの捨て垢が増えてる感じだな。Twitterの2ちゃんねる化はどこまで浸食して、それがどういう影響を与えて…