2015-10-30 「話せばわかる」 5.15事件の犬養首相のこの言葉はあまりに有名だ。テロリストの前では、首相の誠意ある言葉も伝わらなかった。それでも、現実の場面でできうる限り人と話しをすることが大切だ。誠意をもって、自我をいれずに、あくまで相手が主役でひたすら話しを聞く。積極的傾聴のさまざまなテクニックもあるが、それは誠意があってのこと。自我没却というと、あまりに古風なひびきであるが万古不易の人生訓だとしみじみ感じることがあった。