HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

「出版業界のチキンレース」

@youkosekiさんのツイットにのっからせていただいた。大変失礼をしました。また、考えてみたこともない未来の選択肢をいただき、ありがとうございました。


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https://twitter.com/hidekih/status/993754049919922176

出版業界とはなんの関わりもない私のツイットで3000ものアンケート回答、1万8千ものインプレッションが集まるのだから、関係のみなさん、読者のみなさんの危機感がわかる。自分自身もほとんどの書籍をAmazonで買い、3分の1か4分の1くらいをKindleに移行していることを考えると「街から本屋がなくなる」危機感はまだわかる。しかし、43%もの方々が「著者が出版社を使わなくなる」と答えていることは若干の驚きであった。

1996年の2兆6563億円[3]をピークとして2017年現在の売上は1兆3701億円と1兆円減少[4][5]している。1970年代から雑誌が書籍の売上を上回る「雑高書低」が続いていたが2016年、41年ぶりに逆転する[6]。雑誌は19年連続、書籍は10年連続の前年比割れが続いている[5]。電子書籍の市場は好調で前年比16.0%増の2215億円であった。

出版不況 - Wikipedia

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日本の出版社数と売上高の推移 2006年~2015年:【 FAX DM、FAX送信の日本著者販促センター 】

ためしに「出版社を使わない書籍」でぐぐってみると・・・。

open.nextpublishing.jp

すでに、そういうサービスは存在する。さらに、ちょっと驚きのエントリーも発見。

rocketnews24.com

とは言え、「チキンレース」とは「エデンの東」にも出てきた断崖絶壁に向かいながら、どこまで車を走らせられるかの度胸試し。出版業界には、案外残存者メリットがあるように思えるのだが。

先読み「情報脳」の鍛え方 〜情報中毒社会サバイバルガイド〜

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