@youkosekiさんのツイットにのっからせていただいた。大変失礼をしました。また、考えてみたこともない未来の選択肢をいただき、ありがとうございました。
街から本屋がなくなるのが先か、取次が潰れて配本が成り立たなくなるのが先か、出版社の経営が破綻するのが先か、著者が出版社を使わなくなるのが先か、読者が本を買わなくなるのが先か、問題が多すぎて出版業界全体でチキンレース感がある。
— yu koseki (@youkoseki) 2018年5月7日
https://twitter.com/hidekih/status/993754049919922176
出版業界とはなんの関わりもない私のツイットで3000ものアンケート回答、1万8千ものインプレッションが集まるのだから、関係のみなさん、読者のみなさんの危機感がわかる。自分自身もほとんどの書籍をAmazonで買い、3分の1か4分の1くらいをKindleに移行していることを考えると「街から本屋がなくなる」危機感はまだわかる。しかし、43%もの方々が「著者が出版社を使わなくなる」と答えていることは若干の驚きであった。
1996年の2兆6563億円[3]をピークとして2017年現在の売上は1兆3701億円と1兆円減少[4][5]している。1970年代から雑誌が書籍の売上を上回る「雑高書低」が続いていたが2016年、41年ぶりに逆転する[6]。雑誌は19年連続、書籍は10年連続の前年比割れが続いている[5]。電子書籍の市場は好調で前年比16.0%増の2215億円であった。
出版不況 - Wikipedia
日本の出版社数と売上高の推移 2006年~2015年:【 FAX DM、FAX送信の日本著者販促センター 】
ためしに「出版社を使わない書籍」でぐぐってみると・・・。
すでに、そういうサービスは存在する。さらに、ちょっと驚きのエントリーも発見。
とは言え、「チキンレース」とは「エデンの東」にも出てきた断崖絶壁に向かいながら、どこまで車を走らせられるかの度胸試し。出版業界には、案外残存者メリットがあるように思えるのだが。
- 作者: 小関悠
- 出版社/メーカー: ぱる出版
- 発売日: 2011/01/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 1人 クリック: 327回
- この商品を含むブログ (11件) を見る