HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

Appleがすべきだったこと

先日来、Google Homeにハマっている。何年か前、最先端と目される方々が「IoTがぁー!」言っていた時には理解できていなかったが、たしかにこの音声制御サービスはICTから程遠かった介護が必要な人などまでアクセスを広げ、同時にマグマのように蓄積してきたクラウドによるホームコントロールが当たり前になる。エントリーにも書いたように、電灯、自動車、冷蔵庫、携帯などなど、いまのIFTTTで繋がらいものはない勢いだ。

hpo.hatenablog.com

そんな中で気づいてしまったのが、携帯端末はもはやApple社のiPhoneでなくてもいいという事実。いつのまにか、Googleの「世界でよいことをしよう」、「世界で必要なソフトウェアをすべて提供しよう」という圧倒的な理念が現実のものになっている。

www.google.co.jp

私の身近な環境で言えば、

確かにハードウェア的には、iPhoneを持ち、職場ではiMacに向かい、自宅や出先ではMacBookを叩いている。しかし、以上のソフトはハードウェアをまたいで同じソフトを使うケースばかりになっている。しかも、Google Drive等を利用したクラウドによる共有もGoogle。とりあえず、第2世代くらいから使ってきたiPhoneを少し性能のいい、Google Homeや、AVSに対応したAndroid端末に変えることを計画している。

エンターテイメントと買物も、もうAppleに依存していない。Apple Musicの家族共有の月額1480円をいつもっとHomeなどに適合したSpotufy に変えようか迷っているところ。確かにAmazonにまだまだこの分野ではGoogleはかなわない。見るビデオはNetflixAmazon Prime。でも、Appleではない。

なぜこうなってしまったのか?Apple社がおかしいと感じたのは地図事件。

dic.nicovideo.jp

そして、いつまでも向上しないSiriの音声言語対応。せめて、「バックスペース」に対応してくれたらもうすこし使う気になったのに。Google Homeや、Alexaの言語認識を経験した今とはなってもう使う気にもなれない。

なにより音声サービス全盛時代になってクラウド同士の通信がとても大事になっているのに、IFTTTにまともに対応していない。アップデートの気配もない。英語版等のリマインダーには対応しているのだろうが、日本語のそれには対応しているように思えない。ハンズフリーで「ねえ、Google」と呼びかければ(wifiの不良時以外は)応答してくれるのに慣れてしまったいま、IFTTT等で制御につなげられないのは世界が広がらない。

結局、Appleはけちくさいことばかりやっていて、市場の拡大、革新的な商品づくりに失敗を続けてきた。ちょうどスカーリーが経営を行き詰まらせたときと同じ。ことはiPhoneだけではない。iMacだって、MacBookだって、全然最先端感がない。どうにかしよて、ティム・クックさん!