HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

Me Too

私には関係ない、いや、せいぜい自分自身で気をつければ関係ないと思っていた Me Too運動もどきが私の身近なところでおこって大きな騒ぎとなった。ご迷惑をおかけするわけにいかないので、詳しくはかけないが核心の部分は男子の手が女子の手に触れたというだけ。たぶん、シチュエーション、男子と女子の関係が悪くなければなんにも起こらなかった。男子側はなにも悪くないと思っていたはず。でも、女子側は「嫌だった」と言い続けるだけであとはもういまの時勢なので加速度的にことが大きくなったそうだ。恐ろしい時代だと思う。女子側が主観で「嫌だ」と思うだけで、セクハラが成立し、人の、いや、私は男子なので自分のと書こう、自分の人生が狂う。

こういう事態に詳しい人に聞いたら、早いうちに弁護士等を入れて示談でも、即決和解でもしておくべきだったと。たぶん、そう遠くない将来にMeToo保険とか生まれるんだろうなと。これだめ運動が盛り上がった今、男子側も真剣にセクハラ危機対策を考えておくべき。

ちなみに、まだ日本経済新聞を毎日紙で読んでいた30年ほどまえの連載*1で、主人公の中年男子が女子との別れの問題を抱えることになった段があった。どうにも自分では解決できず困り果てていると、その父親が話しをつけてくれたという解決がその当時だとできた。現在Me Tooで起こっているのは、法的、人情的には解決できたはずの事案が「社会的正義」の名の下に解決ではなくなってしまうところが恐ろしい。秘すれば花という男女の関係も、白日のもとにさらすことになんの躊躇もなくなってしまう。恐ろしいことだ。

*1:調べてみたら「化身」らしい。 化身 (渡辺淳一) - Wikipedia