HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

高齢者は「捕食動物」なのか?

実は昨日の「若者の未来が介護でつぶされてい」というエントリーのツイットには後半がある。高齢者とは、若者の金と時間を「捕食」する存在であるという話しだ。

このツイットがなぜか数万単位のImpressionを稼いだ。私の元エントリーにも数千単位でページビューが発生した。

hpo.hatenablog.com

それでも元エントリーのブクマが増えなかったのは、相変わらず私の書きぶりが下手だからだろう。また、あまりに当時の自分の倫理感に反するので「捕食動物」と書きながら、本文では種明かししていなかったためなおさらわかりにくかった。

ま、ここまでくればまれにいらっしゃる当ブログの読者なら予想のつく、日本の人口動態のある部分を捕食生物だと仮定して、比較してみた。(中略)私が人口動態のどこの部位を捕食生物に想定するのかはエクセルファイルをダウンロードした方のお楽しみ。

エクセルの表で「捕食動物」項のタイトルを赤く色付けした。

ロトルカヴォルカモデル

そう、「65歳以上」の人口を捕食動物とした時に、ロトカ=ヴォルテラの方程式という生物群の数の予想モデルと日本の人口予想がぴったりフィットした。エントリーの前半で混乱していたのは、「捕食動物」と仮定した高齢者は残りの寿命が短いため途中からその数が急速に減っていくことを考慮していなかったから。

そんな力もないので、ではこの捕食動物を意図的に減らしたらどうなるかのシミュレーションは行わない。65歳以上で20年程度の寿命と仮定したものを例えば、15年、10年と減らせばいいだけのことだ。それでも、儒教的な教育を受けてそだった私には、西欧人が火葬を怖がるように、高齢者についてどうのという言説は恐ろしい。とは言え、自分もあと15年もすれば「捕食動物化」することになるのだろう。その時に、どういう存在でいるのか?自分でもいまわからない。