HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

しがらみのない土地の価値

「土地代データ」という無料で見れるとは信じられないくらいよくできたサイトを「発見」した。我が町のかなり詳細でみやすい「土地代」(地価)が一目瞭然となる。これが日本全国のどの都市のデータでも見れるのがすごい!

tochidai.info

日本の地価のベスト10なんてのも一発でわかる。

これでしばらくデータを見ていて気づいたのは、地価というものは必ずしも駅に近いか遠いかだけではないということだ。都市計画がきちんとしているかしていないかで全く違う。例えば、ある駅の西口と東口で全く地価水準が違った。これは用途地域容積率が違うことが主な理由。しかし、この用途地域の指定には住民が大きくからんでいる。一方の口は駅前商店街、駅前高層住宅街を目指したが、一方は静かな市街を目指したのだ。つまりは、しがらみがあるかないかでもある。

また住宅地では、一般に人間関係が濃い旧市街よりも、区画整理がきちんとしていて、隣近所をきにせずに建物を建てられる、周辺住民との人間関係が薄い地域では周辺の倍、3倍の地価がついているケースがあった。まあ、当たり前だがよほど駅や利便施設からの距離が違わない限り、既存の町と新規に開発されたいわゆるニュータウンとではこれまた倍近く値段が変わる。日本人は、案外人はひとから干渉されたい、人と人の関係の深い所には住みたくはないと想っているらしい。

まあ、それだけの話しなのだが、要は不動産価格を見ていても次第次第に日本人の個人主義的性格は顕著になってきているなと。

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