HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

ギリシアへの旅 〜クレタの平和

クノッソスの遺物の博物館へ。相当に豊かな生活をしていたのが伝わる。

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展示品は全てオリジナルだそうだ。武器よりも生活に根付いた壺や、装飾品、権利を表す印章など、平和の下の繁栄を感じる。

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現代の女性が持っていてもおかしくないようなお買い物バッグ?もあった。陶器製で重そうだが。

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印章には、ヒエログリフと言うのだろうか象形文字と、線文字、小さな絵で構成されている。見事な造形だ。

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印章の押された陶片を見ると、幾何学模様もある。四千年、五千年前の高度な文明の存在を感じる。

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線文字は、納税書類と宗教的な文書だったらしい。解読できないのももっともだ。日本語で書かれていても、なかなか納税書類など解読できない。

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ヨーロッパから島伝いでエジプトに近いと言う地政学が良きにつけ悪しきにつけ影響したのだろう。平和の繁栄の後、ミケーネにほろぼされた。ギリシアは暗黒時代を経て、紀元前5世紀のポリス繁栄時代を迎えるが、ローマ、のちにはベネチアなどの占領を受けて、独立と繁栄は取り戻されたなかった。