NHKの「プロフェッショナル」を見た。「おお!」と声を上げてしまうほどの美術品のオンパレードで見応えがあった。
良いものを見せてもらった。 #nhk / “山口桂(2017年3月27日放送)| これまでの放送 | NHK プロフェッショナル 仕事の流儀” https://t.co/4hUjNHsMNk
— ひでき (@hidekih) 2017年3月27日
山口桂さんの情報ネットワーク、美術品に対する「目利き」力のすごさに圧倒された。本物だけを見分ける訓練のために、骨董屋は小僧に本物しか見せないそうだが、まさに山口桂さんの生い立ちだと言える。
山口桂さんのお父さんは、美術史家で、日本浮世絵教会の設立に尽力して理事長をつとめられて、国際浮世絵学会の改称後は、会長をつとめられた、日本を代表する浮世絵の第一人者です。そのため、山口桂さんを美術史家にしたいと言うことで、小さいころから、京都に行ったりして仏像などの名前を憶えさせられたり、鑑賞させられたと話されています。
山口桂(クリスティーズ)の経歴は?プロフェッショナルでオークションの仕事を紹介!
番組のクライマックスで「ある美術館」の中国コレクションのオークションの依頼を受ける話しがある。その中の饕餮を見てまた驚いた。某都内のよく行く美術館の収蔵品に見えたからだ。
饕餮文方彜|根津美術館
実際には、大阪の美術館であったようだ。それにしても、ひとつのコレクションのオークションで300億を超える売上げとは驚いた。
#nhk 今日の「プロフェショナル」は驚きっぱなし。 / “藤田美術館の中国画に49億円=30点超の美術出品-NY:時事ドットコム” https://t.co/QnEJFdpMxH
— ひでき (@hidekih) 2017年3月27日
ちなみに、「饕餮」は先日読んだ「孔子暗黒伝」でも、殷周時代の象徴として、物語のモチーフとして効果的に使われていた。
「孔子暗黒伝」を読める幸せ - HPO機密日誌
山口桂さんは素晴らしい方だが、お寺でも、神社でも、手をたたいてから手を合わせるのだけはいただけないと思ってしまった。