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HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

新日本風土記 成田

録画で見た。オープニングの成田山のドローン撮影に圧倒された。番組としても、よくここまで成田で活躍する個人に焦点を当てて追いかけたなと。

NHK 新日本風土記成田

成田 千葉県
放送日:2017年2月17日
年間1000万人の参拝客を迎える名刹・成田山新勝寺平安時代、下総の原野に出現した「関東を守る霊場」は人々の夢を集め、新たな風を取り入れながら街を興してきた。成田のもう一つの顔が、世界37の国と地域と日本を繋ぐ空の玄関口、成田国際空港。様々な歴史が折り重なる大地に蒔かれた種は、この地に芽吹き、古い伝統と融合し、新たな根を張ってきた。「お不動様」に守られる祈りの町。空の旅人が行き交う国際都市。新しきもの、古きもの、二つの顔が交差し、言葉も時代も超えてつながりあう、成田の街の物語。

新日本風土記

古い街のよいところとは、人と人とのご縁の密度の深さだとしみじみ思う。この番組に登場した多くの方々が祭りや、町内会、PTAなどさまざまなご縁でつながっていることは、見た方々に伝わったかどうか。また、全般に若い方にスポットライトがあたり、世代交代を予感させる。よい番組だった。

しかーし!一言いいたい!成田空港が御料牧場天皇陛下の土地であったことに触れたのはよい。しかし、どうしても視点が反対運動の方向に流れてしまっていた。番組中で放映されたように、戦後下賜された土地の方々と、本当の先祖伝来の土地を耕す人を混同させるような内容があった。

(米国占領下において)東京神奈川はもとより西は静岡、北は新潟にまたがる占領空域、横田空域が戦後に米軍により設定された。首都上空ですら、管制圏が返還されたのは数年前にすぎない。羽田では空路を設定できないから、横田からできるだけ東に避けて首都東京からのアクセスがなんとか我慢できるところはないかと国際空港の予定地が検討された。最終案として、一旦は閣議決定までした富里で反対運動が生じて、昭和41年7月に急遽成田に決まった。この時に、空港の予定地の八割方が天皇陛下の土地、御料牧場であったことが大きな理由であったことは疑う余地もない。そもそも、土地の提供の痛みという意味では天皇陛下が一番ご負担された空港である。

成田空港第三滑走路 - HPO機密日誌

第三滑走路実現に向けて新たな一歩が踏み出される時期に、もう過去のことは過去として終止符を打って先へ進んでいきたい。