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HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

ベンチャー型事業継承

NHKの朝のニュースで「ベンチャー型事業継承」という言葉を知った。一応それなりに経験を積んできて、父祖の築いた組織を血縁があるからと言ってそのまま事業継承できるものではない。社員側、取引先側から言って、血縁はその事業を継承する能力、維持する能力、発展する能力を意味するものでは全くないからだ。みをもってその事実を語れる。

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しかも、血縁側にも言い分はある。もし自分に十分に力があるのなら、事業など継承する必要はない。日本の大半の事業継承とはごく小規模の組織の継承を意味する。そうした多くの組織から得られる報酬は、事業を継承する能力のある者であれば、大企業に就職するでも、弁護士や医者など専門職に就くでも、十分に得られるものだ。下手をすれば自由度の多きい分、企業を経営するという希有の能力を持っているなら、自分でゼロから企業、ベンチャーした方がはるかに報われうる。これを私は、「中小企業の後継者のパラドックス」と呼んできた。

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現在の「ベンチャー型企業継承」へのバックアップがどれほどのものかは知らない。しかし、自分で自分の地歩は固めなければならないという自覚を事業継承において後継者がもてるようになることを期待したい。