HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

父の言葉

あるシンポジウムに参加した。学術系ではなく、企業経営と経済に関するシンポジウム。冒頭某話題の政治家の方も来られて華を添えてくださった。大変盛り上がった。

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その中で、パネラーの方がはからずも私の父の残した「言葉」を紹介してくださった。企業経営の疑問について、父の言葉が大きなヒントを与えてくれたと語ってくださった。内輪の集まりと言えば、内輪の集まりなのだが、亡くなってからそれなりに時間が経っているのにいまだにまわりの方々が父の名、父の言葉を口に上らせてくださっているのは、本当にありがたい。父への最大の供養をみなさんがしてくださっているように感じる。「お父さんはまだ生きている」と話しを聞いた母もコメントしていた。

私もいまだにゴルフをしていても、父と対話しているように感じる。仕事で悩んだ時も、やはり、「父ならどうするだろうか?」と考える。いい年のじじいがファザコンかよと呆れられてしまうが、家の風を継ぐとは先代の風を感じ続けることではないだろうか?先日の禅の展覧会でも、展示の過半は先師の絵だった。みな、禅を継承する方々は先師の絵を自室に飾り自分を戒めたと聞く。

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自分の場合は、もう少しウェットなものが入っている。昔々大好きだった「ダウンタウン物語」で桃井かおりが歌っていた「バイバイ子守歌」をよく歌っていた、心情もわからずに。父を亡くして、まあそんなものかなとうそぶいている。


バイバイ子守唄 桃井かおり('81)